北朝鮮で昨年逮捕され、15年間の強制労働の刑
に服していたアメリカ人大学生

今年2017年6月13日に解放され帰国しました。

この大学生は、昏睡(こんすい)状態、つまり
植物人間での帰国となったことが、

ティラーソン米国務長官の声明で明らかになっています。



北朝鮮は「人道的な見地から釈放した」と発表
していますが、どうなんでしょうか?

この事件について詳しく解説します。



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北朝鮮で捕まったアメリカ人とは


今回釈放されたのは、
2016年1月に北朝鮮を訪れていた
アメリカ人大学生オットー・ワームビアさんです。

(2016年3月 北朝鮮平壌での写真)


平壌のホテルで北朝鮮の政治スローガンの
展示物を盗もうとして捕まり、

北朝鮮への「敵対的行為」の容疑として
2016年3月に15年の強制労働の刑の判決を受けていました。

この事件については、次の記事に
詳しくまとめていますのでご覧ください。




北朝鮮でアメリカ人はなぜ昏睡(こん睡)状態になったのか


北朝鮮で強制労働の刑に服していたと
思われるこのアメリカ人ですが、

実は15年の強制労働の判決を受けた数日後には
ボツリヌス中毒になり、睡眠薬を服用して、
1年以上も昏睡状態に陥っていたようです。


ボツリヌス中毒(ボツリヌス菌感染症)とは

食中毒菌として知られているボツリヌス菌が
放出した毒素が人体に取り込まれて食中毒となります。


本来なら中毒になって24時間以内に抗毒素を
投与すれば回復
するようですが、遅れると命
を落とすと言われています。

今回は昏睡状態という、ほぼ死んだも同然の
状態ですので、抗毒素が投与されなかったと
思われます。


(2017年6月20日追記)
シンシナティ大学メディカルセンターの医師
から、ボツリヌス中毒ではなかったという
調査結果がでています。こちらへまとめました。

>>> 【北朝鮮】解放されたアメリカ人大学生が死亡!なぜ?原因・死因に非難集中 <<<


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北朝鮮がアメリカ人に人体実験を行って昏睡状態になった!?


北朝鮮では、核兵器と並行して
生物兵器も研究を進めています。


北朝鮮で生物兵器用に保有しているのは

今回のボツリヌス毒素
炭疽(たんそ)菌、天然痘、ペストなど

です。これらを培養し兵器向けの生産の
研究をしていたと思わています。



つまり、

アメリカ人学生に対して、
表向きは強制労働の刑ですが、

実は生物兵器の人体実験にさせられ、

しかも、十分な治療をされずに
昏睡状態になり、

その一方で、アメリカ政府に対する
捕虜・人質的なプレッシャーを与えていたことになります。


最終的には昏睡状態の患者の対応を放棄

(恐らく治療がめんどうだから)解放

という形を取ったのかもしれません。


一般的には軽犯罪と思われる窃盗から
こんな悲惨な結果になるなんて、

民主主義国家では想像すらできない状況
が起きてしまいました。

北朝鮮のやり方に各方面から
強い非難が出てきています。


北朝鮮に捕らわれているその他のアメリカ人について


北朝鮮に捕まっているのは
今回釈放されたオットー・ワームビアさん
以外に3人のアメリカ人が拘束されています。


昨年4月にスパイ罪により懲役10年の
労働教化刑で捕まったキム・ドンチュルさん
(韓国出身で米国国籍を取得、62歳)

今年4月に、北朝鮮への敵対的行為
容疑で逮捕されたキム・サンドゥクさん
平壌科学技術大学勤務、朝鮮系米国人)

今年5月に、同じく敵対的行為の
容疑で逮捕されたキム・ハクソンさん
平壌科学技術大学勤務


北朝鮮は拘束したアメリカ人を捕虜のように
考え、核開発やミサイル発射での政治的な
優位に立てる材料として使っているとして、

アメリカ政府は北朝鮮を非難してきました。


北朝鮮が発表している
「人道的見地での解放」
とは、実質は植物人間の看護の放棄としての
解放と言われてもおかしくはないでしょう。


アメリカ人学生が北朝鮮に逮捕された状況は
こちらの記事に詳しくまとめています。


6月19日にアメリカ人が死亡しました。
最新情報は次の記事にまとめています。

 

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